スポーツと自律神経

いよいよパリオリンピックが始まりましたね。 

それぞれ激戦を制して国の代表として戦う選手たちが頑張る姿にはいつも感動させられます。

さて、ご来院いただいている皆さんの中にもスポーツを頑張って大会に出る方、
或いはスポーツでなくても大事な発表や仕事がある方もいらっしゃいますが、
こういった本番で最高のパフォーマンスが出せる人とそうでない人の違いはなんでしょうか?

その大きな原因の一つが自律神経にあります。

本番に向けて良いトレーニングができているのかは、
休憩時にちゃんと副交感神経が働いて良質な睡眠がとれて内臓も元気で栄養も取りこめている事が必須です。

そして、本番では交感神経がしっかり働きアドレナリンが分泌し、
体は戦闘モードに変わり極限の集中を迎えることができます。

しかし、たまに本番一週間前は調子良いんだけど、

本番で何故か力が出せなくて…というお悩みもよく聞きます。

実はそれは、本番一週間前から緊張して交感神経がいつもより働き、
体が戦闘モードだから調子良く感じているだけだったりします。

そして本番では疲労が思ったよりも溜まっていて
(交感神経優位だとより疲労に気づかない)力が出ないという事に。

また、本番までそんな緊張してなかったのにスタート直前になったら,
急に緊張して動かなくなってしまった…なんて事もよくあります。

この対策としては、1ヶ月前から本番をイメージしてみて緊張しておく事も大切です。

夏も本番となり暑い日が続きますが、

この自律神経をきちんと良い状態にしておく事が熱中症の予防にもなりますので、
なんか疲れが取れないな〜とか、早くも夏バテ気味…と感じ始めたら我慢せずにお早めにご来院ください。